「今回のお客さんは…ちょっと微妙かも」
「アロブですか。まあ、うざいですよね。
序盤に行くダンジョンで後列狙ってきますし。
えるふさんも狙われてたんでしょう?」
「いや……その頃は酒場待機だったから…」
「きかないでやれ」
「HPが異常に少ないのに呪文回数も少なくて…」
「司教は覚えるの遅いですからね。でも、フランベルジュがあるじゃないですか。
あれをアイテム使用すればいいのでは?」
「いや……エクストラスキルの『精霊契約』が
今回アイテム使いには威力がのらなくて…」
「でも、魔印つけていればえるふさんでも火力になりますよ!」
「いや……今回魔印の基本属性値が低くて、しかも属性耐性が落ちるんだ」
「もうそのあたりにしてやれ」
「すみませんでした。えるふさんつらかったですよね…。
今は魔術師呪文も僧侶呪文も使える司教として活躍してるんですよね(*´∀`)」
「いや……ずっと坑道歩きながら鑑定してる」
「まあ、この話は置いておいて。
アロブがうざいのはわかりますが、どこが微妙なんですか?
弓で2連射ですよ!クリティカルがあるわけではないけど、
序盤の冒険者の傷薬消費量を増やすやつですよ!」
「実は、ここに来る段階くらいで召喚契約するとすごく使えるんだ」
「あーあの召喚師さん。召喚耐性も低いみたいですしね」
↓うちの召喚師さん↓
「まだレンジフリーにするほど練度のある鉱石もなく、
もちろん錬金術師がまだハイマスターになってない頃のロングレンジは貴重」
「それに一緒に冒険してると愛着がわきますよね」
「さまえるでも?」
「……」
「……まあ、人によってはわくんじゃないですか?
わたしはこの召喚師さんに愛着がわきますが」
「このしょたおためが」
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